共に歩む路

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クリスマス会

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今年は、コイノニアの生みの親、グループホーム旅路が20周年を迎えました。コイノニアは7年目。まだまだこれからです。

皆様に感謝の気持ちを込めクリスマス会を開催しました。


そこで、私も少しお話しさせていただきましたので、はずかしながら原稿をこちらにアップさせていただきます!


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挨拶、自己紹介



私の今年の実りについてお話しさせていただきたいと思います。

私にとって、今年の実り。

それはすべては完璧に整えられ与えらる。

ということを知った年でした。

実は中にはご存知ない方もいらっしゃると思いますが、そちらに私の叔父がおります。

今年の10月に北海道の小樽の施設から、こちらに移住してきました。

叔父はてんかん持ちで、さらには昔で言う精神薄弱児、現在でいう知的障碍者として生まれました。

祖父母が本当にたくさんの愛情をかけてきたのですが、甘やかし過ぎたのもあってワガママに育ったので、叔父が少しでも自立できるようにと、祖父が友人と立ち上げた障碍者の施設に入所させ、それから約40年以上をそこで過ごしてきました。

祖父母がいなくなった頃から、父が母と子供だった私を連れて毎年、年に二回は必ず、祖父が残した小樽の家に叔父を連れてかえって一緒に時を過ごしました。

私が20歳前後の頃、小樽の家に帰ってきた叔父をみていると、不思議な感覚がありました。言葉は通じないけれど、何か本当はすべてをわかっているような、見透かしたような目で私をみているような感じがしました。

とても穏やかで低い声で、何かとても高尚なことを話だしそうなのです。

父や母や私よりも、普通の人よりもずっといろんなことがみえていて、ものすごい大きな力をもっているような気がしました。

だからこそ、表面にみえる叔父の性格がやたらと自閉的であったり、まわりが関わろうとするとプライドや怒りや反抗心をむき出しにしてくることにも、何かへんだなこれが本当の叔父の姿?という違和感があり、またそれに対してまわりも、この人は障碍者だから仕方ないんだとか、かわいそうだからとか、逆に障碍者は怖いなどと、叔父の心の奥まで入り込まないような、当たり障りのない接し方に私はとても違和感がありしました。

それから私が主人と出会う少し前に、こんなことを私はふと思い始めました。

叔父は一体どこで老後を迎え死ぬのだろう。叔父はこのまま、ただ何もせず食べて眠て食べて寝て、ただ体を動かし、まわりに世話をしてもらうだけで死んでいくのだろうか。。

私は叔父のために何もすることもなく、ただ何度か一緒に食事をするだけで、それで家族と言えるのだろうか。

そんな疑問がかけめぐった時がありました。

そして、7年前に主人と出会い、主人の母と兄たちと出会い、旅路やコイノニアと出会い、そしてここで4年働き、様々な疑問が解けてゆきました。

どんな病も、まわりの関わり方次第で必ず良くなる、また自分自身の意識を変えることでもっともっと良くなる。

そういうことを、私はここで実際に見てきました。

特に、主人の母と兄の存在は本当に大きかったとおもいます。

今そちらにいる、兄のせいちゃんは叔父とほとんど同じような状態で生まれています。むしろ肉体的には叔父よりもはるかに弱い身体で生まれてきているのです。でも、そんなせいちゃんは現在旅路で正社員として立派に働いていて、人格者であり癒しの人です。

主人の母の愛がせいちゃんをそこまで立派に育てあげたのだと思うし、せいちゃん自身も自分で自分を癒したのだと聞きました。

そんな夫や義母や義兄との出会いによって生まれた私の目標や希望は、私にとって、
何年も何年も前から用意されてきたものだと、感じざるおえないのです。


叔父がここにきて3ヶ月、薬が三割減りました。新薬を減らし、漢方が増え、そうしたら叔父の顔色はとても良く、前よりも足腰が良くなりました。

当初は看取るつもりで受け入れたのに、今はとても元気です。

さらになんと、てんかんの頻度も減り、5日から7日に一度には起きていたてんかんが、12日間がたった今も起きていません。

これからもますますよくなるのだと思います。


夫をはじめ母や兄たち家族のみんな、同居人のゆきほ、今日までついてきてくれたスタッフのみんなが、叔父に優しさと愛をかけてくれたことで、叔父はどんどん変化して
良くなっていることを肌で感じています。


本当に本当に今、叔父と朝、目を覚ますたびに、ああ、今日も生かされている、ありがとうと思うのです。



実は前回、叔父がてんかんを起こした時、私は布団から起き上がり、なぜか大喜びをしました。


ああ!これでよくなった!よくなった!もう大丈夫!良かったねぇ!

と、発作を起こしている叔父の隣で言いました。不思議とそれは心から出てきた言葉でした。

それから今日まで、ああ今日も無事生かされた。ありがたい。そう思うようになりました。


自分のこの自然な感謝の想いが本当に不思議でなりません。

夫と出会ったことも、私が叔父の姪として生まれたこともすべてが必然だったと感じています。


未来はすべてが完璧に整えられているのだから、絶対に大丈夫、どんな困難も必ず乗り越えられるのだと、そういうことを、叔父が私に気付かせてくれました。


ここにいらっしゃる皆さんと、私を生かしてくれている生きとし生けるすべての存在に敬意を表し、この場を通し感謝をお伝えしたいと思います。


一つ一つの出来事が、自分の魂が求めているように、この現実に現れてくるのだと確信しております。

だからこそ自分の心の中心に立って、ただ感謝しながら、人様に仕え、私のやるべき使命を果たし、これからも前に進んでゆきたいとおもいます。


今日は本当にありがとうございました。
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by BittyBijou | 2012-12-21 13:47 | 日々

いよいよ

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上棟式です!
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by BittyBijou | 2012-12-12 16:36 | 未分類

一人の隣人として

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叔父がきて、ちょうど二ヶ月が経ちました。

叔父は特別大きな変化はないものの、以前より表情や発する言葉が増えたように感じます。

なにより私自身が学び、成長させられているように思います。


叔父が来る前までは、コイノニアでの介護のやり方に、私はほんの少しだけ自信を身につけていました。


でも、実際にご自分の家族を介護されている方からは、

『他人だからできるんだよ。』
『身内だったらもっと大変だよ。』


などと、言われることが時々ありました。

その度に私は、そうなのかなぁ? と思っていました。

だって、身内だからこそ介護させてもらえるのはありがたく、自分自身が成長させられるんじゃないのかな?

って。

(経験もしてないのに、なんて思いあがっていたんでしょう。)


それで、実際、叔父を受け入れて‥‥

まぁ大変なこと。笑


感情移入してしまうから、いちいち目を離さずにはいられず、いちいち気になってしまう。また、まわりのスタッフや友達の目なども気にしたり、それで気遣いしてしまったり。

身内だから、私が責任を持たなくては。私がなんとかしなくては。などとやたらと、チカラが入ってしまうのです。



『あぁ、自宅でご家族を介護されてる方は本当に立派だなぁ‥』

つくづくそう思いました。



でも、そこが勝負。

冷静に自分を見つめ、成長するための大切なポイントを見極める。

二ヶ月経って、やっと心で整理、理解することができました。


執着、煩悩を手放す作業です。

叔父だから、身内だから、ではなく一人の人として愛すること。信じること。

そこには、執着もなにもありません。

そっと寄り添い、愛を注ぐ。

余計なことは、あまり気にしない。
ただ信じておく。


叔父を受け入れる前に感じていた、

『身内だからこそありたがたく、成長させられる』


それは間違ってはいませんでした。

でもそれを、二ヶ月経った今はもっと深い想いで言うことができます。


そしてまた、ご自宅で介護されている方の大変さ、身内に障害がある方がいるご家族の気持ちなど、人の心がよりよく理解できたこと。

これも本当にありがたいことです。




あと二ヶ月後、三ヶ月後、一年後、叔父はどれだけ私を成長させてくれるでしょうか。

叔父の、姪っ子教育に従ってついていきたいと思います。笑



私がこのように気づきを得て乗り越えていけるのも、一緒に支えてくれている夫や義母、義兄たち、他人でありながら一緒に住んで手伝ってくれているスタッフ、

そして、遠くから信じて預けてくれている両親、応援してくれている祖母や叔母のおかげです。


本当にありがとう。


私、幸せです。笑
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by BittyBijou | 2012-12-10 09:50 | 未分類



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